doctorKK’s diary

小児科医として勤務しています。アレルギー関連のことや、医師の副業などについて記事を書いていきます。

小児科を専門にする先生必読!おすすめ参考書一覧

小児科医として勤務しているdoctorKKと申します。

今回はおすすめの参考書についてご紹介です。

 

小児科関連の参考書は沢山ありますが、後期研修医時代に私含め、周りの先生たちも多く使用していた参考書についてご紹介します。

4月から小児科医として勤務される先生は是非参考にしてください。

 

<目次>

小児科一般診療のおすすめ参考書

急患対応が不安なら、まず購入すべきはこれ

小児科当直医マニュアル 改訂第15版

小児科当直医マニュアル 改訂第15版

  • 発売日: 2019/07/26
  • メディア: 単行本
 

 

小児科医になったときに不安に思うのが、「当直時の急患対応ができるか」だと思います。

私も小児科医になってから初めての当直で、腸重積の患者さんが受診され、かなりビビりましたが、このマニュアルを参考にしながら整復しました。(初日だったので、もちろん上級医もいましたが)

 

この本はコンパクトなのでスクラブや白衣のポケットにも入ります。

小児科医として対応すべき疾患や対応について多く記載されているため、小児科医になった先生には是非持っていてもらいたい本です。

 

小児科医当直医マニュアル

 

薬の量が分からない、そんなときはこの本

実践 小児薬用量ガイド 第3版

実践 小児薬用量ガイド 第3版

  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: 単行本
 

 

内服薬を処方しようと思うと、体重あたり何mg処方すれば良いかを調べる必要があります。

この本には、小児科医として一般的に処方する薬の投与量が網羅的に記載されており、索引もあるため使いやすいです。

コンパクトなので、スクラブや白衣のポケットにも入ります。

注射薬などについても記載されているため、入院患者さんへの抗菌薬の投与量などについても簡単に調べられるため、おすすめです。

 

実践 小児薬用量ガイド 第3版 

 

新生児診療のおすすめ参考書

新生児の蘇生法が分からない人は必読

 

小児科医として勤務していると、出産の立ち合いをする機会もあると思います。

その際に、新生児の蘇生法を知らないと小児科医失格です。 

NCPRは小児科医が必ず知っておくべきものであり、助産師さんや産婦人科の先生たちも知っています。

BLSやPALSなどのように講習会もあるため、新生児の診療する機会がある先生は是非参加するようにしてください。

 

日本版救急蘇生ガイドライン2020に基づく 新生児蘇生法テキスト第4版

 

NICUで入院患者を診療するなら必読

NICUマニュアル(第5版)

NICUマニュアル(第5版)

  • 発売日: 2014/07/19
  • メディア: 単行本
 

 

名前の通り、NICU診療を行う上で重要なマニュアルなどが多く記載されています。

多くの情報が記載されているため、NICU患者の診療で困った際にはこの本を参考にして診療を行います。

ただ、これは分厚めの参考書で、持ち運びにはあまり適さないので、自身の机やNICUに置いておき、必要時や自身の勉強の際に参考にすることが多いです。

 

NICUマニュアル

 

NICU診療を行う際にポケットに入る本が欲しいならこれ

新生児診療マニュアル 第6版

新生児診療マニュアル 第6版

  • 発売日: 2015/01/15
  • メディア: 単行本
 

この本はコンパクトで、スクラブや白衣のポケットにも入るため、持ち運ぶのに便利です。

正常新生児だけではなく、NICUでの対応などについても詳しく書かれているため、NICUでの勤務がある先生はポケットに常に入れておくことをおすすめします。

 

新生児診療マニュアル 第6版

 

まとめ

今回ご紹介した参考書以外にもおすすめの本は沢山ありますが、小児科医になってすぐに使える本として、かなり厳選してご紹介しました。

小児科医として働きはじめる前は不安でいっぱいだと思いますが、子供たちはとても可愛いので元気をもらえます。

小児科医になる先生方、是非頑張ってください。